病院には、入院している小中学生のための院内学級というものがある。長期の入院で学校に行けない子供たちにとって、院内学級は一つの自分の居場所であり、勉強したいという願いをかなえてくれる大切な所だと思う。
 私は高校生の時に、長期の入院を経験した。病院では身体はもちろん、心のサポートや痛みを緩和するための専門医などたくさんの医療者に助けてもらった。
 だが、私が一番心配していたことは、学習の遅れのことだ。高校生のための院内学級がある病院はほとんどない。私の場合、担任の先生が熱心にサポートをしてくれたおかげで、大きな不安はなくなった。
 私のように恵まれた環境にいる人は数少ないだろう。病院側での学習のサポートがあるのとないのとでは、当人の入院生活は大きく変わると思う。入院している子供たちの学習意欲をどうか消さないでほしい。