飽きっぽい私が、昔から唯一続けていることがある。それは将棋だ。戦略の多さにどんどんはまっていった。始めた頃から、対局中よく思うことがあった。「自分の好きな駒は何だろうか」
 最近ようやくその答えが出た。「歩」である。ある程度将棋を知っている人なら、なぜ一番弱い駒を好むのかと疑問に思うかもしれない。しかし私は強弱に関係なく、私の理想とする人生に似ているから好んでいるのだ。
 歩は、前に一コマしか進めない。それだけの駒だ。しかし人生に当てはめて考えてほしい。何事にも挑戦し、時に成功を収め、前に進んで行く人生。最高に楽しいものだ。またそれが歩のように一歩ずつしか進めないのなら、よりたくさんの経験が積めてより楽しくなると思う。