たぶん、ほとんどの人に嫌いな食べ物ってあると思う。僕はキノコが嫌いで、どうしても食べることができない。食べようと挑戦する。だけど涙目になって胸の奥がキューッとしめつけられるような感覚になる。だから、最近は食べることもないし、食べようともしない。
 給食でキノコのメニューがでてきたら、テンションだだ下がりだ。そのキノコの行き先はいつも決まってお皿の端っこ。キノコのメニューがでてきたら、口にする前に選別作業が始まる。自分の口に絶対に入らないように目を光らせて、はしで隅々まで丁寧にかき分ける。そうして、端っこにキノコの山を積み上げていく。友達や先生は、そのキノコの山の見た目が独特でいつも苦笑い。
 キノコを克服する意志が全くないわけではないが、現時点ではたぶん無理。でも、そんな嫌いな物から少しでもおいしさを見つけることができたら、「食」がいままでより、もっと楽しくなるだろう。