今を生きる私たちには、同じ瞬間なんて1秒もない。二度と戻らない時間だからこそ、私は目の前にある「今」を大切にしたい。
 そう考えるようになったきっかけは2年生の体育祭だった。私にとって、体育祭は毎年の行事のひとつにすぎず、同じことをやっているだけ。怒られない程度にやればそれでいい、そう思っていた。
 けれど、学級で行った練習は去年とは何もかも違っていた。大縄、ムカデ、リレー、同じようなことをやっているのに、何が違うのか。その時、私は去年との決定的な違いを見つけた。仲間だった。「ああ、今しかない」と私は気づいた。中学2年生のこの瞬間は今しかない。同じ瞬間なんて1秒もなくて、それぞれに違う景色や思いがあると。その瞬間が、私が変わった時だった。一度しかない、その一瞬全てと向き合って、全力で笑うこと、楽しむことを大切にしたいし、皆もしてほしい。