同じ町内に住む祖母の家を時々訪ねる。身の回りのことが少しずつできなくなった祖母のために、母とともに掃除をしたり、お花に水をあげたりしている。
 ある日祖母に、黄ばんでしまった障子を張りなおしてくれないかと、頼まれた。それは亡き祖父の仕事で、私も母も祖母も一度もやったことがない。説明書をじっくり読んで、見よう見まねでやってみた。何とか張り終えて、窓枠にはめてみると、暗い印象だった部屋が一気に明るくなった。
 最近は洋風の家が多く、障子と縁のない人が多いと思うが、日本の文化はやはり素晴らしいと、障子張りを通して思った。
 日本にはたくさんの文化や伝統があり、お年寄りは私たちの知らないことをたくさん知っている。私が地元にいるうちに、周りの人に教えてもらい、自分が継承者になり、意思や技術を受け継いでいきたいと思う。そして将来は畳と障子のある家に住みたいと考えている。