私は親も認めるほどの人見知りで、昔から大勢の人の前で何かするのが大嫌いです。これまで学習発表会や参観日など学校行事では、何度憂鬱(ゆううつ)になったことか。
 そんな私にも人見知りを改められるかもしれない機会がありました。それは中学の時の合唱コンクールです。人前で歌うのは一番嫌いなことと言っていいほどでした。歌に自信もなかったので、今よりうまくなってやろうという目標を持って、チャレンジしました。
 全力で練習しました。家ではあまり大きな声で歌えないけれど、音源を聴きながら音程を合わせたりといろいろ工夫しました。本番は練習のかいもあり、その時のクラスは金賞を取り、初めて「合唱はいいな」と思えました。
 私の人見知りは今も克服できていません。けれど挑戦の中に「無駄」の2文字はないというのを実感したような気がします。