僕は祖母が大好きだ。仏壇の前に座るたび、祖母のことを思い出す。あくまで思い出すことしかできないが、僕はそれでもよい。祖母は大切でかけがえのない僕の思い出なのだから。
 祖母は僕に優しくしてくれた。僕が幼かったころ、たくさんのおもちゃを買ってくれた。悪いことがあって落ち込む僕を励ましてくれた。冬が近づくと、カボチャのお汁粉で僕のおなかを満たしてくれた。何よりも祖母は僕にたくさんの思い出をくれた人だった。
 そんな祖母が亡くなった。膵臓(すいぞう)がんだった。亡くなった祖母の前で僕は泣いた。大好きだったおばあちゃんのたくさんの思い出がこみ上げて言葉が出なかった。あの時から約4年。僕は中学2年生になった。今でも祖母と一緒に過ごした思い出は忘れていない。これからも祖母に感謝をしながら生きていきたい。