作物は進化した。
 技術が昔と比べとても向上し、品種改良などによって作物はより良いものへと変えられてきています。寒さや病気、風にも強く格段に育てやすくなったことでしょう。
 最近では「見た目」や「食べやすさ」なども品種改良の目的となってきました。煮ても鮮やかな色を保ったままのニンジンや種のないブドウ、さらには皮ごと食べられるバナナなんていうのも存在するそうです。
 これならインスタ映えもするし楽ちんだし、品種改良いいことづくしじゃないか。これだけ聞くと確かに万々歳の気がします。
 ですが、少し考えてみてください。例に挙げた「種なしブドウ」。手間も省けてとても楽ですが、本当に全てにおいて良いことなのでしょうか? 本来作物は実がなり、種ができて次へとつないでいきます。その行為の一部を取ってもいいのか。進化の中で立ち止まり、後ろを振り返ることも大切かもしれません。