「これやったら、ほめられるかな」。以前の僕は、ほめてもらえることしかしなかった。ほめられるとうれしい。だから目立ってほめられることをしよう…。地味なことは全くせず、やろうとも考えなかった。
 なぜならほめられることだけやっていれば、すごく良い人になれると、自分の中で勝手に思っていたからだ。だが昨年、野球の練習の時だった。監督から「おまえたちは、ほめられるために野球をやっているのか?」と聞かれた。「僕はほめられるために野球をしているわけではない」という思いが頭に浮かんだ。
 しかしそれまでの自分の思いを振り返ると、やっぱり「ほめられたい」だった。「そんなにほめられるのが大切か」とあらためて自分に聞いた。答えは「ほめられることをするより、目立たなくても人の役に立つことをやろう」だった。
 地味なことを毎日、人のために全力でやる。これからはそうしたい。