昨年2月、冬季アジア札幌大会が開催された時のことだ。近所のスケート場ではアイスホッケーの試合があり、僕はイラン対マカオの試合を観戦した。
 そこで目の当たりにしたのは、純粋にスポーツを愛する選手たちの姿だった。北海道新聞の朝刊には「整ったリンクで初めての国際大会を戦えて興奮している」というイラン選手の言葉が載っていたが、雪のない地域の選手たちは本当に生き生きとしていた。そして座席のない会場に集まった100人以上の観客も、そんな選手たちに温かな声援を送っていた。
 僕は、普段プロ野球を観戦するのとは別の楽しさを感じた。知っている選手はもちろんいないし、イランやマカオのこともよく知らない。それでも、スポーツ自体を純粋に楽しむことができるのだと分かり、感動した。
 スポーツの新たな一面に気付くことができた体験だった。