私は昨年4月、今いる学校へ転学してきた。前の学校で人間関係に悩み、環境を新たにすることで全てをリセットし、再スタートを切ろうと考えた。
 当初、この定時制の学校に対し荒廃、不良といったひどく無秩序なイメージを持っていた。果たしてこの学校でうまく生活していけるかという一抹の不安があった。
 しかし私の予想は大きく外れた。社会人、転編入生、さまざまなハンディキャップのある人、帰国子女などいろいろな事情を抱えて入学してきた人が多く、おのおのの多様性や持っている価値観を互いに尊重しながら、生活を送っているのである。私はこの小さなグローバル社会の一員として有意義な時間を過ごしている。
 学び方が多様化する現代において、私の学校のようにさまざまな事情がある人や、リスタートしようとする若者を柔軟に受け入れる場所が多くなれば、将来社会がもっと豊かになるだろうと思う。