私は3人きょうだいの一番上で、弟が2人いる。幼い頃から「お姉ちゃんなんだから」と言われてきた。そのおかげで不愉快な思いをしたこともある。こう思った。
 私は「お姉ちゃん」になりたくてなったのなら納得がいくが、そうじゃない。「お姉ちゃんだから」と言われるたびに「だから何なんだ」と損をしている気分になった。
 そんなある時、母に「お姉ちゃんになりたくてなったわけじゃない」と言った。母は、私が長女だったから得していた事を話してくれた。弟が生まれる前の、私が覚えていない事を。それを聞いて私は「長女で良かった。損をしていたわけじゃないんだ」と理解した。
 それからは、あの言葉を言われても、少し誇らしい気持ちになる。きょうだいで何番目に生まれてこようが、苦労も得もするということを学んだ。