私には弟がいます。小学5年の弟は優しく家族思いのとてもいい子です。
 昨年7月7日、七夕の日。母が「あれ見て」と指をさした先に鉢植えの木。近づいて見ると、「みんな元気に過ごせますように」と弟の字で書かれた短冊がぶら下がっていました。まだ小さい弟がそれを書いた事実と、その言葉に心打たれたのを覚えています。
 弟が書いた言葉で思い出したのは、やはり東日本大震災でした。現在、震災のニュースはほとんど見られなくなりましたが、絶対に忘れてはいけない出来事だと思います。
 東日本大震災が起きた時、私はまだ小学生で、今の弟と同じ年でした。この震災から「家族がいること」が当たり前ではないと気付きました。そして「生きる」ことがとても幸せなことなんだと実感することができました。弟の願いが、いつか世界中に届くことを祈っています。