「幸せだなぁ」
 そう感じることのすばらしさについて考えられるようになったのは、学校の国語の先生の言葉がきっかけだった。
 ある日の授業で先生が「みんな、幸せ感じ上手になれよ」と私たちに言った。先生は昔病気を患い、闘病中や退院した後の生活の中で「きょうは良い天気だったなあ」「きょうのご飯もおいしかったなあ」といった日々の生活のほんの小さな出来事を、幸せと感じることができるようになったそうだ。
 それを聞いて、いま世界中で内戦や国同士の争いが起きていたり、病気で苦しんでいる人がいるのに、私が毎日を普通に過ごせているのは本当に幸せだと思えるようになった。
 でもこれは健康で病気のない人、紛争のない地域にいる人たちだけのものではない。小さなことを幸せと思うことができれば、だれだって「幸せ感じ上手」になれるだろう。