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立命館慶祥中2年生 「ひと2018」執筆体験*自分自身 記事で紹介*文章や見出し工夫/楽しみながら書く

 立命館慶祥中(江別市)2年生全員が国語の授業で、自分自身のことを北海道新聞の人物紹介記事「ひと2018」スタイルで書く学習を体験した。(小田島玲)

締めくくりの授業では、里見さん(左)が生徒の書いた「ひと2018」を発表し、感想を述べ合った=5月30日

締めくくりの授業では、里見さん(左)が生徒の書いた「ひと2018」を発表し、感想を述べ合った=5月30日

 同校2年生は毎年秋に研修旅行で京都を訪れ、職人を取材して班ごとに壁新聞を作る。だが普段新聞を読まない生徒も多く、記事風の書き方も分からないことから、国語担当教諭の里見直人さん(36)が企画し、今回初めて取り組んだ。

 里見さんは狙いについて「人紹介記事はどの新聞にもあり、記事の長さもちょうどよく、生徒がまねしやすい。自分のことなら書きやすいのではと考えた」と話す。6クラスある2年生全クラス約190人が取り組んだ。

 4~5月に授業5コマを使い実施した。最初に同校生徒が載った過去の「ひと2018」など実物を読むことから開始。里見さんら先生3人も自身の「ひと2018」を書いて、参考として生徒に披露した。

 次に「経歴」「趣味」「長所」「頑張ったこと」など自分について思い付く20の事柄をどんどんメモ書きし、それを表に文章で整理した上で記事執筆。もし自分が取材されたらとの想定で客観的に書いた。里見さんは、気軽に書けるようにと「うそはだめだが、多少ふざけたり誇張してもいい。『活躍する自分』を書こう」と呼び掛けた。

 完成した記事の内容は、部活の実績、趣味、将来の夢などそれぞれだが、文章は出だしや文末も含め「ひと2018」らしさを出している。「知識たっぷり 小さな巨人」「速読を上手に活用 夢見る編集長」などの見出しも自分で考えて付けた。

 写真は友人や家族に撮ってもらったり「自撮り」した。5月後半の締めくくりの授業では、完成した記事が披露され「この表現はいいね」など感想を述べ合った。

 学習を終えて生徒は「人に伝わるように書くのが大変だった」(大坪丈瑛さん)、「記事、見出し、写真を対応させるのが難しかった」(須沢令さん)、「達成感があった」(福井かのんさん)「自分のことがあらためて分かってよかった」(工藤開さん)など難しさとやりがいの両方を感じたようだ。「自分で自分をほめるのは恥ずかしい」との声もあった。

 多かったのは「他の人の記事を読むのが面白かった」との感想。クラス替えしたばかりでもあり「こんな人がいたのか」「イメージと違った人もいた」など互いを知る思わぬ機会になった。

 里見さんは「普通の作文だと手が止まる生徒もいたが、今回は楽しみながら書いていた。書くことへの抵抗感は減ったと思う。以前より新聞を読む生徒も増えてきた」と手応えを話す。

生徒が自身について書いた「ひと2018」

生徒が自身について書いた「ひと2018」

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