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いっしょに読もう!新聞コンクール*記事に触れ、意見求め 視野養う*昨年、個人賞と学校賞の函館市立北中

 日本新聞協会は、第9回「いっしょに読もう!新聞コンクール」の募集を行っている。昨年、道内からは奨励賞に2人が選ばれた。そのうち1人は函館市立北中の生徒で、同校は学校奨励賞にも輝いた。応募を主導してきた主幹教諭の田中努さん(49)は「生徒の視野がさらに広くなってほしい」と今年も取り組みに積極的だ。(森田一志)

奨励賞に選ばれた函館市立北中の梅本明江さんと主幹教諭の田中努さん

奨励賞に選ばれた函館市立北中の梅本明江さんと主幹教諭の田中努さん

 同協会加盟紙の中から気になった記事を選び、家族や友人から聞き取った提言などを参考に応募用紙1枚にまとめる。昨年は全国から4万7699編、このうち道内から660編の応募があった。個人の奨励賞は全国120編で、応募総数からするとかなりの狭き門だった。
 同校で奨励賞を受賞した梅本明江さん(14)=当時2年、現3年=は人工知能(AI)について興味があり、読売新聞朝刊解説欄の「キレるAI制御せよ」(昨年7月22日)を選んだ。編集委員が聞き手となり、AIの専門家にインタビューした記事で、AIの進化と問題点を指摘している。
 理数系志向の「リケジョ」を自認する梅本さんは読後、AIが人の仕事を奪う負の側面に「ショックを受けた」。だが母親が記事から読み取った、AIが医療分野で発揮できる長所と異常事態が発生する可能性の両方を助言すると、考えが少し前向きに変わった。梅本さんは将来小児科医志望のため、医療現場では「AIを制御できる知識と能力が必要」と自分なりに結論を出した。
 応募用紙の記入欄は、こうした保護者や友人の意見や提言を反映するように構成されている。指導する田中さんは「他者の目線が入ることで別な見方に変わっていく」と利点を挙げる。
 同校は2016年から、3年生約90人でコンクールに応募を開始した。学校奨励賞を受賞した昨年は夏休みの課題として2、3年生ほぼ全員の約170人が応募した。現在3年生の公民の授業を受け持つ田中さんは、応募の後、生徒の言葉が変わり、「財務省」「AIによる自動運転」といった時事用語がよく出るようになったという。
 「次は医療記事を見つけ応募したい」という梅本さんのそばで田中さんは「視野を広げる上で新聞から得るものは大きい」と語った。

 第9回「いっしょに読もう!新聞コンクール」では、小中高生、高専生を対象に個人や学校単位で応募を受け付けている。
 昨年9月8日~今年9月9日の新聞記事について、家族や友人と話し合い、感想や意見などを書いて送る。応募用紙は日本新聞協会のウェブサイト(http://nie.jp/)からダウンロードできる。締め切りは9月10日必着。
 応募・問い合わせ先は〒060・8711 札幌市中央区大通西3の6、北海道新聞社NIE推進センター内の北海道NIE推進協議会(電)011・210・5802。

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