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12類型で授業づくり*釧路の池田教諭、学会で提案

池田泰弘さん

池田泰弘さん

 日本NIE学会の第14回宇治大会が昨年11月25、26日、京都文教大学(京都府宇治市)で開かれた。2日目の分科会自由研究発表では、釧路市立北中の池田泰弘教諭が、新聞記事の教材としての性格と指導方法別に12類型の授業づくりができると仮説を提案した。

 中学校の社会科を念頭に表形式で説明し、生徒に身につけてもらいたい「意見表明力」「社会参画力」など学力4類型を横のマスにした。縦のマスには、使用する記事の性格を「資料的」「事実提供」「社会問題論争的」の3類型に区分して並べ、授業づくりを12類型に細分化した。

 例えば、資料的性格の記事を使って「意見表明力」を養成する場合は、12類型の中から統計記事を一つ用いて考える類型の授業を採用し指導する。

 昨年5月に実践した同校3年生28人に対する憲法の授業では、「社会参画」を意識してもらい、「事実提供」の記事として北海道新聞のコラム「卓上四季」などから戦後の憲法の特徴を読解させた。その上で手製のワークシートで憲法の意義や社会参画の心構えを生徒たちに記述形式で回答させた。池田さんは「今後も実践的な観点から類型論を進め、その限界も検証したい」と締めくくった。

 発表会場には高校や大学の研究者らが出席し「類型論をすると、どんな教育的な利点があるのか」「3類型や4類型に分けている、その根拠は何なのか」などの質問や意見が相次いだ。(森田一志)

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