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小学英語活動に新聞活用*三笠小、5年生の教材に本紙英文記事*説明文で適度な文章の長さ 中学での長文学習を視野に

「レッツえいご!」の英文記事を見せる平野教諭

「レッツえいご!」の英文記事を見せる平野教諭

 学習指導要領の改訂で本年度から小学校で外国語活動(英語)が導入されたが、その英語教材に工夫している学校がある。今年、NIE実践指定校になった三笠市立三笠小では5年生の教材に北海道新聞「週刊フムフム」の「レッツえいご!」の英文記事を使った。会話文ではなく、説明文であることや1文の長さが適当なことなどから、児童も記事を使って達成感があったようだ。(本間康裕)

 「Good morning everyone」。平野秀明教諭が呼び掛けると、40人の児童が「Good morning」と返事をして「国際科」の時間が始まった。
  同校は文部科学省の教育課程特認校の指定を受け、1~6年生が国際社会で活用できるコミュニケーション能力の育成を目指している。このため5、6年生の「外国語」も「国際科」の名称で統一。平野教諭は小学校だけでなく中学校の英語の免許も持っている。
  英語でのあいさつに続いて平野教諭は「今日は新聞を読んで、みんなに紹介したいものがあります」と言い、5月14日「レッツえいご!」の「世界中がキャサリン妃にうっとり 世紀のロイヤルウエディング」の英文記事を黒板に書き出した。
  平野教諭は英文を読み上げた後、「知っている単語はいくつありましたか?」と質問。文の中にある「prince」「wedding」など六つの単語の発音を練習、日本語訳を教えた。
  同校では英語活動で小学校と中学校の接続を重視している。小学校での英語は、あいさつや会話などが多い。小学校の音声が中心の英語から、どのように中学校での文字中心の学習に切り替えていくかを課題としている。
  教材として洋書の絵本なども探したが、文章の長さやレベルが合わず、適当なものが見つからない中、「レッツえいご!」の記事に着目した。
  教材とした「世界中がキャサリン妃にうっとり」の記事は多くの児童がテレビなどで知っている話題であることに加えて、二つの文章で構成され、1文が18語、もう1文が16語と長さがちょうどいい。記事があいさつや自己紹介などの会話文ではなく、説明文であることも、中学校の英語につなげるのに最適だ。
  同校の柳谷直明教頭は「今回の英文記事のような長さの文章に触れておくことで、中学校に行って、長文の英語に出合ってもストレスを感じないのでは」と考えている。
  平野教諭は「ロイヤルウエディングは子どもたちも関心を持っている話題だし、英文記事には知った単語が所々にあり、子どもたちに達成感があったのではないか」とみている。

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