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北海道新聞に掲載されたNIE 関連の記事などを紹介します。

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大人も記事使い勉強*東京福祉大通信教育部札幌学習センター*要点のつかみ方、論文の書き方指導*「考えて読む楽しさ増えた」

 働いていたり子育て中でも通学して保育士資格などが取得できる東京福祉大通信教育部札幌学習センター「こども学舎」。論文、リポートの書き方を学ぶ「文章表現」の授業に新聞を活用している。学生は18歳から50代と幅広く、社会人も多い。こうした社会経験の豊富な人たちにも新聞を使った教育が有効なことを示す一例となっている。(本間康裕)

清藤講師(左)の指導で記事を朗読、内容を要約する「こども学舎」の学生

清藤講師(左)の指導で記事を朗読、内容を要約する「こども学舎」の学生

 こども学舎は本年度、通信制の学校として初めて北海道NIE推進協議会の実践指定校となった。新聞を使っているのは清藤真智子講師。中学校教諭として学校で新聞を使ったり、看護専修学校の講師として新聞活用授業を行った経験がある。
 こども学舎の授業で清藤講師は「新聞記事を使って要点とは何か、論点とは何かをつかむ授業をします」と説明。待機児童のための「『保育ママ』スタート」の記事(2月2日北海道新聞札幌市内版)を載せたテキストを配った。
 記事を段落ごとに朗読させた後、清藤講師が書いた要約を段落ごとに朗読させていった。
 次に「待機児童最多の1339人」(5月11日同)の記事では段落ごとに朗読した後、今度はそれぞれが各段落の内容の要約を考え、発表した。
 さらに北海道新聞「サンデー討論」を読んで論点と立場の違いを知るなど、意見文を書く技術を磨いていく。
 清藤講師は「新聞を読むと時代の流れや動きをつかむことができる。社会の動きを見つめることは幼稚園教諭や保育士の仕事と深い関係があり、リポート、論文に反映されるはず」と子どもに関わる職業を目指す人に新聞が必須と強調。「社会人や年配の人もいるが、新聞は、こうした人たちの判断力、理解力に耐え得る教材」と考えている。
 一方、授業を受ける側も「毎日、新聞を読んでいるが、見落としている記事がたくさんあってびっくりした」「要点は何かと考えながら読む楽しさが増えた」と好意的な意見が多い。
 書店で働きながら授業を受ける藤並千春さん(37)も「授業で新聞を使うのは受験生の時に新聞のコラムを読んだことの延長と思い、抵抗感はない」と新聞活用授業を楽しんでいる。

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