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札幌・西宮の沢小5年生*情報伝える工夫学ぶ*テレビ欄活用 ニュース回数調べ/本社見学 「見出し」に挑戦

 札幌市内の小学5年生は2学期の社会科で「情報」について学ぶ。これに合わせて新聞社などを見学する学校も多い。市立西宮の沢小学校(渡辺聡校長)は新聞のテレビ欄を使った授業と北海道新聞社などの見学を連動させて、情報を伝える側の工夫や苦労を学習させた。(武藤理司)

佐々木雅巳教諭の指導でテレビ欄のニュースや天気予報のマークを数える子どもたち=8日、札幌市立西宮の沢小5年2組

佐々木雅巳教諭の指導でテレビ欄のニュースや天気予報のマークを数える子どもたち=8日、札幌市立西宮の沢小5年2組

  西宮の沢小5年2組で8日、「くらしを支える情報」(全13時間)の最初の授業が始まった。児童34人の机上には11月上旬の新聞が1部ずつ用意されている。北海道NIE推進協議会などが11月の「NIE月間」にちなみ、札幌市内の希望校に提供した北海道新聞など5紙や家庭からの持ち込みもある。
  佐々木雅巳教諭が「新聞について知っていることは」と質問。子どもたちはページをめくりながら「紙でできている」「イベントのお知らせが載っている」「おくやみ欄もある」などと答えた。
  そのうえで佐々木教諭はテレビ欄を示し、「注目してほしいのはニュース(N)と天気予報(天)のマーク。一日に全部の局で何個あるか数えてみよう」と促した。
  児童たちはテレビ欄を指で追ったり、「NHKはニュースが多いね」などと話しながら懸命に数えた。結果はニュースが29個、34個、天気予報が19個、24個などだった。
  「なぜこんなにたくさん放送しているんだろう」と佐々木教諭が問いかけた。「天気予報は時間ごとに変わる可能性があるから」「大人は仕事で忙しいからいつでも見られるようにしている」という答えが返ってきた。情報を送る側の思いや工夫について尋ねると、「読者に詳しく分かりやすく伝えようとしている」などの声が上がった。
  5年生の他の2クラスでも同様の授業を行い、計101人が19日、3班に分かれてメディア各社を見学した。
  このうち北海道新聞社を訪れたのは30人。記事に見出しを付けて紙面をレイアウトする整理記者が、五輪メダリストを招いた体操教室など、過去2年間に西宮の沢小や同小児童が登場する北海道新聞記事5本を使い、一緒に見出しを考えた。児童たちは「見出しの字数は11字までと教えてもらった」「見出しを考えるのは難しく、すごく苦労していることが分かった」などの感想を抱いた。
  西宮の沢小は12月初めまでに現地学習の発表会を開き、学んだ成果を数人のグループごとに模造紙の新聞にまとめさせる予定。佐々木教諭は「情報を伝える人たちの工夫や苦労を知ることで、一つ一つの情報を受け取るときの見方や考え方が変わるのではないか」と期待している。

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