NIEニュース
北海道新聞に掲載されたNIE 関連の記事などを紹介します。

NIEのページ

Page of the NIE

年間活動 学年ごとに5段階*研究会がNIE計画原案*札幌*市内各小に配布へ

 北海道NIE研究会の上村尚生副会長(札幌市立稲穂小校長)が「札幌市小学校NIE計画表」の原案をまとめた。学年ごとに教科や単元、学習内容と新聞を使った活動を年間を通して位置付けた。新聞を授業に生かすうえでの指針となる。来年度以降、完成版を作り、市内の各小学校に配布して参考にしてもらう考えだ。(武藤理司)

「札幌市小学校NIE計画表」の原案を手にする上村副会長。手前の報告書に収められた実践との関連を示すことも検討している

「札幌市小学校NIE計画表」の原案を手にする上村副会長。手前の報告書に収められた実践との関連を示すことも検討している

 同研究会は昨年、福井市で行われたNIE全国大会で紹介された福井県大野市立上庄小のNIE年間計画表などを参考に、地元版の作成を進めていた。
 札幌市小学校NIE計画表の対象は3~6年生の国語、社会、算数、理科、道徳、総合の各教科など。学年ごとに計10~14項目の単元、学習内容と新聞を使った5段階の活動を一覧表にまとめた。
 その活動は「新聞と親しむ」から「新聞を読む・深める」「自分の考えをもち発信交流」「新聞を作成し発信する」「社会とつながる」。
 例えば、4年社会の単元「昔から今へと続くまちづくり」の「アイヌの人たちの生活と文化」「わたしたちの北海道を開いた人々」では、「自分の考えをもち発信交流」「新聞を作成し発信する」となっている。
 上村副会長は「NIEに取り組んだことのない先生でも、この学年のこの教科のこの単元では新聞を活用できることが分かるように作った」と話す。
 同研究会は今後、メンバーの教師らで検討を重ねていく。この計画表と、日本新聞協会や北海道NIE推進協議会の指定を受けた実践校の取り組みをまとめた報告書「教育に新聞を」(同協議会発行)との関連を示すことも考慮している。
 「完成したら、各学校で実情や特色に応じた計画表を作ってもらいたい」と上村副会長は期待する。
 NIEの計画表作りを働きかけてきた高辻清敏・同協議会会長は「新聞活用は教師の主観や思い付きで行われることが多い。計画表があれば継続的、体系的に新聞を使うことができ、NIE初心者の先生も新聞を見て教材開発ができるようになる」とメリットを挙げる。

 札幌市教育委員会指導室の話 札幌市では体験的な活動や言語活動などを取り入れた「分かる・できる・楽しい授業」づくりを進めている。計画的に新聞を授業に活用することは、子どもの言語活動を充実させ、学ぶ力の育成につながると考える。

ページ上部へ