NIEニュース
北海道新聞に掲載されたNIE 関連の記事などを紹介します。

NIEのページ

Page of the NIE

データベースに信頼感*名古屋・NIE学会*情報が正確、豊富/調べ学習に最適

 日本NIE学会の愛知大会が11月23、24日、名古屋市内で開かれた。メーンイベントのシンポジウムのテーマは「真価問われるデジタル時代のNIE」。ICT(情報通信技術)の進展に伴い多様化するNIEの実践について教育関係者らが模擬授業や分科会で理解を深めた。その中で記事データベースは情報が正確、豊富で十分に信頼できることがあらためて注目された。参加した小中高教諭3人の発表などからデータベースの効用をまとめた。(森田一志)

*道内の魅力検索

北海道新聞の見開き広告面を大学生たちに配り、模擬授業を進める山崎さん(右)

北海道新聞の見開き広告面を大学生たちに配り、模擬授業を進める山崎さん(右)

 研究報告が主な学会で模擬授業は異例。中日新聞社のデータベースを使う記事検索を教職志望の愛知教育大生らに体験してもらい、その可能性を探るのが狙い。
 約20人が検索する六つのテーマ別で班編成され、このうち「北海道」の班では学生3人がその魅力を調べた。事前に全員に北海道新聞の見開き広告紙面「北海道天然色」(9月24日)が配られ、3人は紙面の写真や説明文を手がかりにタブレット型多機能端末で検索した。
 5年生の社会科の教科書では北海道の厳しい冬を強調するページがあるが、3人は冬に盛んなスポーツや天然記念物のマリモなどの記事から魅力を探し出した。
 講師の山崎章成さん(静岡県浜松市立曳馬小教諭)は「授業では、データベースを含め多くの教材の組み合わせや選択肢があることを分かってもらえたと思う」と語った。
 分科会では、伊吹侑希子さん(京都学園中高教諭)が「学校図書館を活用したNIE」と題して発表し、大学受験の小論文指導でデータベースの記事の使いやすさ、見やすさを実感したことを報告した。

*活用法広めたい

 高3生約100人を対象に4月から週3回、「国語演習」を担当。書き方のほか、テーマごとに参考文献の引用法も教え、出典を明確にするよう手ほどきした。50IDある朝日新聞のデータベースを使い、面名、日付と紙面のページ数を書かせている。ほかのネット情報はサイトの名称、アドレス、最後に見た日付なども必要と助言する。
 「『アベノミクス』などをテーマに書かせた。添削で分かったが、データベースはほかのネット情報に比べ正確で新聞の用語解説は使いやすかったよう。小論文は次第に洗練されていった」と喜ぶ。
 同じ分科会で社説の比較を共同発表した三上久代さん(札幌市立平岡中央中教諭)は、伊吹さんの報告を聞いて「データベース情報は信頼性が高く、調査手段が増える」と指摘する。
 国語で環境問題について調べ学習を指導した時、本、ネット情報に加えデータベースを採用した。最近は3年生に修学旅行の事前学習として目的地の記事検索で資料を作らせている。
 今年6月には北海道新聞から講師を招き、図書局員向けのデータベース操作方法の講習会を開いた。
 「例えば二つの言葉の間に関連性があるかないか、その二つのキーワードで検索すると、意外なつながりのあることが分かった。そんな有益な活用法を生徒たちに広めていきたい」と話している。

ページ上部へ