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NIE月間 紙面を提供*児童「天気分かった」*札幌・新琴似小*切り抜きで発見

 新聞教育への理解を深めてもらう「NIE月間」の11月、北海道NIE推進協議会と北海道地区新聞公正取引協議会は、札幌市内で希望する小学5年生の学級に新聞を無料で届けた。8年目の今年は北海道新聞と全国紙の計5紙を4日間、51校111学級(前年比5学級減)に提供した。各校は授業で活用するほか、児童が読めるように廊下に置くなどしている。(上ケ島精一)

新琴似小5年2組で新聞の天気欄を使った授業をする佐藤新吾教諭

新琴似小5年2組で新聞の天気欄を使った授業をする佐藤新吾教諭

 11月中旬、札幌市北区の新琴似小学校5年2組の理科の授業。担任の佐藤新吾教諭は「今日はどのように天気が変化するか学びます。まず今日の新聞から天気の欄を探し、切り抜いて。前回の授業で各班ごとに天気欄を貼り付けた紙に今日の分を加えよう」と指示した。児童28人が6班に分かれ作業を始めた。
 同校には4~7日、5紙が5年生3学級に1部ずつ届けられた。6班あるので、隣の学級から1紙を借りた。各班はそれぞれ4日分の天気欄を切り抜き、模造紙に貼り付けていた。
 「貼り終わった天気図などから、どのようなことが分かるだろうか」。佐藤教諭の問いかけに、各班で話し合う。ちょうど提供された4~6日の天気図には台風20号が登場、7日には温帯低気圧に変わっていた。各班の発表で、子どもたちは「台風は南から北東へ進んでいる」「北の方が気温が低い」「日の出と日の入りの時間を見ると、日が短くなっている」などと、次々と「発見」を披露した。
 「高気圧に近い所は晴れが多く、低気圧に近い所は雨や曇り」という鋭い意見も出され、佐藤教諭も手応えを感じた様子。「次回は天気を予報してみよう」と締めくくった。宇都宮慎一郎君は「天気の見方が分かり、面白かった」と感想を話した。
 佐藤教諭は社会科で学ぶ単元「くらしを支える情報」で新聞活用を考え、初めてNIE月間の新聞提供を申し込んだという。同じ日の新聞各紙を読み比べ、違いなどを学ぶ予定。ただ、教科書の進み具合からその単元に入るのは3学期になりそうだ。
 今回の狙いを「ちょうど理科で気象を学ぶタイミング。台風20号が日本列島に接近していたので、新聞の天気欄を使ってみようと思った」と話す。新聞を使ってみて「新聞を取っていない家庭も増えており、初めて新聞に触れた子も。天気欄を探す途中で、スポーツなど好みの記事を見つけて読み始める子もいました」と振り返る。

 NIE月間は日本新聞協会が定めた。新聞の無料提供は2007年から行っている。北海道NIE推進協議会は毎年8~9月に申し込みを受け付ける。

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