NIEニュース
北海道新聞に掲載されたNIE 関連の記事などを紹介します。

NIEのページ

Page of the NIE

読み比べて情報の接し方学ぶ*実践指定校に新聞提供*読解力向上/身につく社会性

 日本新聞協会は、全国で500を超える小中高校をNIE実践指定校として一定期間、新聞を無料提供し、教育に新聞を活用してもらっている。道内でも毎年度、40近い学校が指定校となって活動している。2015年度はまだわずかに余裕があり、申し込みを受け付けている。(上ケ島精一)

北海道新聞の出前講座で配られた新聞を見る屯田北小の5年生たち

北海道新聞の出前講座で配られた新聞を見る屯田北小の5年生たち

 札幌市北区の屯田北小学校(山崎一彦校長)は指定校になって3年目。本年度は5年生3学級の担任3人が実践者となった。
 実践者が3人以上いると、北海道新聞など6紙がそれぞれ4カ月ずつ届く(実践者1、2人は2カ月)。同校は昨年5~7月と同9月~今年1月の毎月、3紙ずつ届くよう手配。5年生の共有スペースに「NIE新聞コーナー」を設けて新聞を置き、子どもたちが休み時間などに自由に読めるようにしている。
 また、5年生の各学級で毎朝、日直が新聞記事を紹介する時間を設けた。日直は1カ月に1回程度の当番制で、自宅の新聞でも学校の新聞でも、祖父母から借りたり、インターネット上の記事を印刷したものでもよく、興味を持った記事を発表する。このほか、各担任が社会科の「くらしを支える情報」の単元を中心に、授業でそれぞれ新聞の活用に取り組んだ。2月には3学級合同で北海道新聞社の出前講座の講師を招き、新聞ができるまでを学んだ。
 実践の中心となっている朝倉一民(かずひと)教諭(42)はNIE歴16年のベテラン。朝の新聞記事発表は当初から取り組む。児童は最初のうちは見出しの大きなものやスポーツの記事を持ち寄るが、徐々に、他の児童が気づかないような小さな記事で面白いものを見つけてくるようになる。「発表だけで終わらせず、どう考えるべきかをコメントするようにしており、私自身が見聞を深めていないと対応できない。子どもたちがどんな記事を持ってくるか、毎日が真剣勝負です」と言う。
 新聞を読むことを通じて「子どもたちが世の中を見る目が育つ。また、読解力などが間違いなくつく」と指摘し、「指定校になると新聞を読み比べでき、教科書にないリアルタイムの情報によって教員自身も見識を深められる」と強調する。
 指定校について、北海道NIE推進協議会の高辻清敏会長は「毎日の学校生活に新聞が登場することにより、子どもたちは社会性が身につき、目の輝きも違ってくる。新聞の違いを比較読みできることで情報との接し方を学べ、学校にとっても利点が大きい」とメリットを語っている。
 春開始の指定校はすでに締め切ったが、9月以降実施分の最終締め切りは5月12日。問い合わせは道NIE推進協議会事務局の北海道新聞社NIE推進センター(電)011・210・5802へ。

ページ上部へ