NIEニュース
北海道新聞に掲載されたNIE 関連の記事などを紹介します。

NIEのページ

Page of the NIE

新聞コンクール作品募集*共に読み 共に考える*「世の中わかる」*千歳中1年・井下田さん

 日本新聞協会は、第6回「いっしょに読もう!新聞コンクール」の作品を募集している。昨年9月13日以降の新聞から興味を持った記事を切り抜いて貼り、自分の感想・意見と家族や友達の意見などを書く。夏休み中の課題にも好適だ。(上ケ島精一)

記事を貼った家庭学習ノートを広げる井下田晴香さん。今年も応募するつもりだ

記事を貼った家庭学習ノートを広げる井下田晴香さん。今年も応募するつもりだ

 千歳市立千歳中学校1年の井下田(いげた)晴香さん(13)は高台小学校5年だった2013年、初めて応募し奨励賞に輝いた。選んだ記事は、事故で手の指を失った女性らが完走した「北海道マラソン 再起 万感のゴール」(13年8月26日北海道新聞朝刊)だった。6年になった昨年は、修学旅行生に暴言を受けても語り部を続ける被爆者の「暴言負けずナガサキ伝える」(14年8月3日道新朝刊)で、2年連続の奨励賞となった。
 井下田さんは小学3年で新聞を読み始め、興味を持った記事を家庭学習ノートに貼り、感想を書いてきた。読めない漢字は母親の陽子さん(44)に教わった。コンクールはたまたま知って個人で応募し、「賞をいただけるとは思っていなかったし、2年連続でビックリしました」と話す。中学生になってからも国語や社会科、理科など各教科の学習ノートに記事を貼り続けている。周りに新聞を読む子どもは少ないが、「読むと、世の中のことがわかる」と言う。今、関心があるのは集団的自衛権と福島第1原発事故だ。陽子さんは「娘も反抗期が始まり、親子の会話が減ったなか、記事について語り合うと、例えば命の大切さなどをこんなに深く考えているのかと成長ぶりが分かって驚きました」と振り返る。
 学校単位での応募も多い。札幌市立平岡中央中は昨年、学校奨励賞を受けた。三上久代教諭が中心となって呼び掛け、第1回から応募している。昨年は国語や総合学習の時間に「新聞感想文」として全校生徒が取り組み、夏休み中に仕上げて提出させた。このうち、4割近い181人がコンクールへの応募を希望した。
 三上教諭は「国語でいえば『話すこと・聞くこと』『書くこと』『読むこと』の分野を学ぶことができる。また、社会に目を向け、視野を広げられる」と教育効果を語る。
 新聞協会の吉成勝好NIEコーディネーターは「一緒に読む、一緒に考えるところに大きな意義がある。親や祖父母など世代が違う人、意見が異なる人などと話し、自分の考えをあらためて見つめ直すと良い作品になる」と指摘。「これぞと思う記事を選んでおき、夏休み中にじっくり読み込むとよいでしょう。昨年の入賞作もぜひ参考にしてほしい」と助言している。

 対象は小中高生、高専生。応募用紙は日本新聞協会NIEホームページ(http://nie.jp/)で入手できる。締め切りは9月11日必着。応募・問い合わせ先は〒060・8711 札幌市中央区大通西3の6、北海道新聞NIE推進センター内の北海道NIE推進協議会(電)011・210・5802へ。

ページ上部へ