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2015年度のNIEセミナー終了*多彩な公開授業 最多に*校種や教科超え実践情報を交換

 北海道NIE推進協議会の2015年度NIEセミナーが6日の帯広で終了した。前年度より2カ所多い15地区、16回と過去最多。公開授業が13会場であり=表=、高校が初めて加わった。参加者は小中高校、大学の教師ら計600人近く。本年度の内容をアンケートから振り返るとともに、高辻清敏会長に公開授業への講評を寄せてもらった。(武藤理司)

 セミナーの基本は公開授業と実践発表。本年度は小学校5校、中学、高校各4校で授業を公開した。教科・領域別では社会科系6、国語5、道徳、学級活動各1。実践発表は13カ所で小中高大合わせて27に及んだ。メーンに講座を設けたのは3カ所。札幌では秋田大学の阿部昇教授が、教師の共同研究が盛んな土地柄をはじめ、秋田の高い学力の背景を解説した。帯広では「まわしよみ新聞」の考案者、陸奥賢(むつさとし)さんを招き実習した。
 道内でのセミナーは、小学校から大学までの教師が幅広く集うのが特徴だ。校種や教科を超えた情報交換の場となる。「小、中、高の実践が聞けて勉強になった」(伊達、小学校教師)、「発達段階に合った新聞の活用情報を知ることができた」(江差、高校教師)との声が寄せられた。
 北広島のセミナーでは、日本新聞協会NIEアドバイザーの野上泰宏・十勝管内浦幌町立上浦幌中央小学校長が講座を担当した。「その日の新聞から授業案を作ろう」をテーマに、小中高校の教師が混成の班に分かれて実習した。「教科、校種の違いがあることで読み取りの違いが分かった」(中学教師)、「記事を授業に取り入れる時の考え方、視点を知ることができた」(同)と好評だった。
 稚内高校の公開授業では増子優二教諭が新聞への投稿文作りを指導し、「新聞に載ることで自信をつけ、学習や生活面で積極的になる」と波及効果を指摘した。ある高校教師は「自己肯定感の育成という生徒指導を含めた活用方法の素晴らしさを感じた」と感想を記す。函館のセミナーでも「新聞の投稿欄の活用が大変興味深かった」(高校教師)との声があった。
 参加者は「NIEは、いろいろな教科や学校生活で活用できることを知った」(士別、小学校教師)、「授業で使えそうな記事を日ごろからためておく必要性を感じた」(稚内、高校教師)など、収穫を得た。静内高校のセミナーに出席した高校教師は「小・中・高・大と連携した系統性のある取り組みの必要性と可能性を感じた。持ち帰って実践する」としている。

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