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「みらい君」投稿 自信に*昨年度 小中高生5136通*書く意識高める

 小中高生を対象にした北海道新聞の投稿欄「みらい君の広場」は子供たちの意見発表の場として20年近く親しまれている。学校現場からは「投稿し採用されることが大きな自信につながる」と、教育効果への期待も高い。(渡辺多美江)

「みらい君の広場」に寄せられた投稿の数々。今も続々と集まっている

「みらい君の広場」に寄せられた投稿の数々。今も続々と集まっている

 みらい君の広場はテーマ編(木曜日)、自由テーマ(日曜日)の週2回掲載。2015年度はテーマ編3117通、自由テーマ2019通の合わせて5136通の作品が寄せられた。
 このうち、個人からの投稿は30通で、大半は学校単位の応募だ。授業や課題で子供たちが書いた作文を学校がまとめて送るかたちで寄せられている。学年全員分を一括送付したり、学期ごとにこまめに送ったり、優秀な作品を担当教諭が選んで応募したりと、学校によってさまざまだ。
 日本新聞協会のNIE実践指定校も投稿に取り組んでいる。胆振管内安平町立早来小学校の冨樫忠浩教諭は昨年度、5年生の子供たちに、投稿を目指してさまざまなテーマで作文を書くよう指導した。「投稿は、作文を書く目的意識を高める。さらに、掲載されると多くの読者に読んでもらえ、祖父母やさまざまな人から反響があり、子供の大きな自信になる」と話す。「学校のほか、新聞社に認められたという手応えは貴重な経験だ」とも言う。
 石狩管内新篠津村立新篠津中学校の冨久尾崇教諭は3年生の公民「地域の政治と自治」の授業で、村議会を傍聴した後、考えをまとめて「みらい君の広場」に投稿するよう指導した。
 網走市立第二中学校の武井翔教諭は「みらい君の広場」に載った作品を読ませた上で、意見文を書かせた。生徒にとって身近な話題が多く、読みやすいため、教材として活用したのだ。
 ほかの教師からも「読み手を意識して書くので目的意識が高まる」「採用されると達成感が得られ、反響によって世界が広がる」と効果を語る声が上がる。
 保護者の思いが作品応募につながるケースもある。「夏休みを利用して自転車で8日間、200キロの旅をする」と書いた小2の男児は、母親に勧められての投稿。宿泊先の人たちに「新聞見たよ」と声をかけられ、励みになったという。小学校の卒業記念にと投稿した小6の男児の場合、「お姉ちゃんも卒業の時に投稿したから、あなたも」と母親が声をかけていた。

 「みらい君の広場」は1997年10月に始まった。テーマ編は300字程度、自由テーマは400字程度で作文を受け付けている。

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