NIEニュース
北海道新聞に掲載されたNIE 関連の記事などを紹介します。

NIEのページ

Page of the NIE

本年度のNIEセミナー振り返る(2の1)*実践発表 内容に広がり*地域密着型、大学生も参加

 新聞を活用した授業の研究発表の場であるNIEセミナーが本年度の全日程を終えた。本年度は道内14カ所で開かれ、小中高校の教師らが公開授業や実践発表で意欲的な取り組みを披露した。昨年度より2カ所減ったものの、民間団体や高校生、大学生ら教師以外の発表もあり、担い手は増え、内容で広がりをみせた。主な内容を紹介し、主催する北海道NIE推進協議会の高辻清敏会長の講評を掲載する。(小田島玲)

 NIEセミナーは道内の新聞社・通信社13社でつくる北海道NIE推進協議会の主催。公開授業をメインに据え、教師が取り組みを紹介する実践発表が加わるスタイルが多い。
 本年度の公開授業は8カ所==であった。内訳は小学校4校、中学校1校、高校3校。教科では社会(高校は地歴、公民)3、道徳3、国語1、総合1だった。道徳が多かったことについて、北海道新聞NIE推進センターの開発好博コーディネーターは「小中学校で道徳の教科化が決まっており、各校が教材や指導法の研究に取り組んでいるからではないか。新聞記事は道徳の題材の宝庫である証明」とみる。
 函館中部高と道教大付属旭川中は、国内・国際政治のホットなニュース記事を扱い、新聞の持ち味を生かした。芦別高は終戦直後の日本国憲法公布の記事を活用した。右から左に読む見出しや当時の広告などを教材に、今と印象が全く異なる昔の新聞から時代の雰囲気も感じ取らせた。
 公開授業以外をメインとしたのは胆振管内安平町、北海道(札幌)、帯広、小樽、稚内、石狩の各セミナー。
 安平セミナーでは、追分高の全校生徒が参加した壁新聞作りを題材に、生徒が内容や作成の苦労を発表した。保護者をはじめ町民も訪れる地域密着のイベントとなった。
 帯広セミナーでは、新聞入門として「スクラップ新聞作り」の実習を行い、親子連れが参加した。全道からNIE実践者らが集まった北海道セミナーでは、学習指導要領改定に携わる文科省の調査官が、改定の方向性と授業での新聞活用のポイントを解説した。
 小樽セミナーでは学校図書館での新聞活用について講演と討議があった。稚内、石狩の各セミナーでは、現場の教師が授業で使える新聞活用法を実習した。
 富良野セミナーでは、奉仕団体の富良野ローターアクトクラブが、主催する小学生の新聞作りコンクールの実践を発表した。民間団体の発表は珍しい。旭川セミナーでは、旭川大の学生も発表に加わった。
 本年度は、協議会加盟各社の子供向け新聞やNIE関連パンフレット、教材を会場に置き、参加者が自由に持ち帰れるようにして、情報発信の機能を強めた。

2016年度NIEセミナーで行われた公開授業

ページ上部へ