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いっしょに読もう!新聞コンクール*学んだ知識 記事読み確認*蘭越町立昆布小学校 学校賞と個人賞

 日本新聞協会は、家族や友人と一緒に新聞記事を読み、感想・意見などを書いて応募する「いっしょに読もう!新聞コンクール」の作品を募集している。前回の第7回コンクールで初めて応募し、学校賞と個人賞を受けた後志管内蘭越町立昆布小学校(佐藤等校長、36人)を訪れ、新聞活用の取り組みを取材した。(山口恭司)

新聞記事を読んで感想を書く児童を見つめる高橋一弘教諭=7日、昆布小

新聞記事を読んで感想を書く児童を見つめる高橋一弘教諭=7日、昆布小

 3月7日に4、5年生計13人の複式学級で道徳の授業が行われた。テーマは「情報機器について考えよう」。担任の高橋一弘教諭(48)は、1歳児の約4割がスマートフォンなどの情報通信機器の利用経験があったという調査結果を報じた2月27日の北海道新聞の記事を読ませ、記事から分かったことや感想を児童に書かせた。意見発表では「小さい子に使わせるのは早い」「依存症になってしまう」など、機器使用の低年齢化に対する懸念が次々と挙がった。
 続いて、ぐずった幼子に周囲を気にする親がスマホを与えて遊ばせるといった「スマホ育児」が増えているとの記事を提示した。高橋教諭が「周囲が優しく見守れば、親はスマホを与えなくなるかもしれない。そういう世の中が大切ではないかということが書かれている」と話すと、子どもたちは納得した様子。同教諭は「(情報機器の過度の使用によって)親と子の健全な関係が壊れることの不安を伝えたかった」と授業の狙いを語る。
 高橋教諭は6年前に同校に赴任した。高学年を初めて受け持った昨春、「世の中のさまざまな情報に対応できるように」と新聞活用を始めた。日直の児童が毎朝、気になった記事をクラスで発表するほか、家庭学習帳に記事を貼って要約や感想を書くことを通年で指導。取り組みを学級通信で随時、保護者に紹介した。
 そんな中、第7回コンクールのPR広告を新聞で偶然見つけ、夏休みの宿題として取り組んだ。保護者が協力できない子や自信がない子には高橋教諭が夏休み中、直接指導して13人全員が応募。こうした取り組みが評価され、日本新聞協会が表彰する優秀学校賞(全国15校)に道内で唯一選ばれたほか、北海道NIE推進協議会が表彰する北海道地区優秀賞と同奨励賞に各1人の児童が選ばれた。
 高橋教諭は「日ごろ、ファッションについて話している子が『(米大統領選で)トランプとクリントンのどっちが勝つの?』と話すなど、日常会話に時事問題が上るようになった」と新聞活用による変化を語る。さらに「学校で学んだことが生きた知識となっているかを確かめる上で記事を読むことは有効だ」と話す。

*9月8日必着で作品募集

 コンクールは小中高生と高専生が対象で、個人でも学校・学年・学級単位でも応募できる。現在募集中の第8回は、昨年9月9日から今年9月7日までに発行された新聞から興味のある記事を選ぶ。締め切りは9月8日必着。募集の詳細と応募用紙のダウンロードは、日本新聞協会NIEホームページ(http://nie.jp/)で。応募・問い合わせは〒060・8711 札幌市中央区大通西3の6、北海道新聞NIE推進センター内の北海道NIE推進協議会(電)011・210・5802へ。

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