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北海道新聞に掲載されたNIE 関連の記事などを紹介します。

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新聞記事から本を選択、発表*ビブリオバトル 読解力、表現力養う*空知・栗山小6年

 好きな新聞記事を子どもたちが選び、その記事に関連した本を選んで行うビブリオバトル(書評合戦)が空知管内栗山町の栗山小学校(吉田政和校長、405人)であった。読解力と表現力を養い、本の探し方も学ぶ狙いで、ゲーム感覚で楽しくできる。(小田島玲)

選んだ本のお薦めポイントを発表する子どもたち

選んだ本のお薦めポイントを発表する子どもたち

 5月9日、6年生の国語の授業。視聴覚室に2クラスの71人が本を手に集まった。5、6人の班ごとに車座になり、自分の選んだ本を2分ずつ順番に紹介していく。「野球を知らない人にもお薦めです」「図が分かりやすい。皆さんも読んでみて」―。全員が発表後、「読んでみたい本」を一斉に指さし、各班のチャンプ本(1位)を決めた。
 続いて、チャンプ本を紹介した12人が全員の前で再度発表する。上中美海(うえなかみみ)さん(11)の「海獣たちの地球 アザラシ、アシカ、オットセイなどの暮らし」(誠文堂新光社)がグランドチャンプ本に選ばれた。
 上中さんは北海道新聞が3月7日から連載した「おたるセイウチ物語」を読んでこの本を選んだといい、「発表は緊張したけど楽しかった」と笑顔を見せた。
 子どもたちは昨年11月、5年生の時に同様の授業を体験しており、今回が2回目。日常的に新聞記事の書き写しやスクラップに取り組んでいて、記事を選ぶことには慣れている。
 栗山小に町立図書館から週1回派遣されている司書の佐藤瑛理香(えりか)さん(24)が、2015年に北海道新聞に載ったこの取り組みを知っていて、提案した。本選びでは司書も助言した。
 2回を終えて、6年2組担任の冨樫いずみ教諭(43)は「本を選んだり、調べる技術が上がってきた」と手応えを感じている。1組担任の北島桂子教諭(43)は「ゲーム性があるので、子どもたちのノリがいい」と魅力を話す。
 考案した熊本日日新聞社NIE専門委員の越地(こえじ)真一郎さん(66)は通常のビブリオバトルとの違いについて「新聞記事から始めることで、普段読みそうもない本との思わぬ出合いがある。また、本をよく読む人と読まない人がほぼ同じスタートラインに立てる」と特長を説明する。

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