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北海道新聞に掲載されたNIE 関連の記事などを紹介します。

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地方紙から広がる関心*岡山南高 修学旅行の事前学習*「へぇ!」感じた記事 読み解き新たな発見

 岡山県立岡山南高校(上田康信校長、1078人)の2年生が北海道への修学旅行の事前学習に北海道新聞を活用している。修学旅行の成果は班ごとに新聞形式でまとめる計画だ。(山本肇)

「へぇ!」の記事を報告し合う生徒たち。後方左側が畝岡睦実教諭=9日、岡山南高

「へぇ!」の記事を報告し合う生徒たち。後方左側が畝岡睦実教諭=9日、岡山南高

 岡山南高には、商業、国際経済、情報処理、生活創造、服飾デザインの5学科あり、2年生359人のうち72人が27日から3泊4日の日程で、富良野、札幌、小樽を修学旅行で訪ねる。残る2年生は東京に行く。
 72人は道内で取り組む自主研修に向けて4~8人の班に分かれ、時計台や小樽運河、ジャガイモ、ジンギスカン、乳製品といったテーマを決めて、調べたことをポスターにまとめた。
 学校はNIE実践指定校に認定され、授業や家庭学習で新聞を日常的に利用している。今回は、北海道新聞の富良野、札幌、小樽の各版を取り寄せ、ポスター作りに生かしたほか、今月9日、総合的な学習の時間にNIE講座を開いた。
 担当したのは商業科2年3組担任の畝岡睦実(うねおかむつみ)教諭(56)=国語科、NIEアドバイザー=だ。まず、72人が3人ずつの班に分かれ、思わず「へぇ!」と言いたくなる記事を北海道新聞から1人1本ずつ選ぶ。各自、内容を簡潔に説明し、選んだ理由を言って、他の2人の感想を聞く。「へぇ!」の度合いが最も強い記事を班ごとに話し合いで1本決め、第1部は終わりだ。
 第2部。テンポは速い。各班とも1人を残し、2人が別々の班に出向いて、当該の班が決めた最強の「へぇ!」の記事を取材する。班に戻って報告する。残った1人は、やって来る他の班の生徒に自分たちの「へぇ!」の記事を説明する。
 各班とも5本の記事を知ることになる。最後に、究極の「へぇ!」を班ごとに選び、全員に披露する。
 ある班が選んだのは5月25日朝刊1面の「南富良野 再起の春」との記事。昨年夏の台風10号の影響で、上川管内南富良野町の幾寅地区では農地の復旧が6割にとどまるという内容だ。商業科2年の甲斐野(かいの)麻衣さん(16)は「そんなにひどい被害があったとは知らずに過ごしていたんだ、私たちは何も知らないんだなと思った」と発表した。
 北海道への関心はさまざまで、夕張メロンの地元での初競りで2玉15万円の最高値が付いた記事や、韓国での北海道旅行ブームを受けて新千歳―韓国間の直行便が増えている記事を推す生徒もいた。
 講座を通じ、生徒たちは、記事を見つける、読み解く、要約する、説明する、質問する、メモを取るの共同学習を楽しんだ様子。畝岡教諭は「地元以外の地方の新聞を手に取ると新しい発見があることを知ってほしかった」と狙いを話し、「コミュニケーション能力の向上と深い学びを目指し、今後もいろいろ取り組みたい」と意気込む。

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